コラム
2016年9月19日
卒業式に向けた袴の選び方
秋からは卒業式の振袖、袴レンタルの試着会が始まります。初めて袴を身に付ける方も多いでしょう。好みで選ぶものとはいえ、どんな基準で選べばよいのか判断がつかないことも多いかと思います。振袖と袴の選び方は様々ですが、色の組み合わせから考えると、大きく二つのパターンに別れます。補色か同系統かです。
補色とは、お互いの色を引き立てる二色のことをいいます。黄色と青色、赤色と緑色などの組み合わせがあります。引き立てて目立たせる組み合わせですから、振袖と袴を補色で選ぶと、ハッキリ、クッキリとした印象となります。
反対に、薄桃色と藤色、濃い桃色と赤紫など同系統でまとめた場合、落ち着いて上品な印象になります。普段の自分のコーディネートを思い返した時、どちらのイメージに近いでしょうか。勿論、この機会に普段とは違うイメージにチャレンジしてみるのもいいかもしれません。
他に重要なのが、履き物を草履にするかブーツにするかの選択です。これによって袴の長さが変わりますから、先にこちらを決めてしまうのも手です。袴に草履は品良く清楚にまとまります。
しかし普段草履を履かない方だと、歩きにくかったり、足が痛くなってしまったりすることがあります。ブーツの方が袴の丈が短いですから、袴を履き慣れない方でも裾を汚しにくいのも判断のポイントです。迷った時は試着のスタッフの方にも相談して、ベストな組み合わせを選んでもらうといいでしょう。