コラム
2016年10月19日
着物を着る時のこだわりの小物
着物を着ると小物がたくさん必要になります。こだわりの小物を選ぶことも着物の楽しみの一つと言えるでしょう。
・足袋カバー:忘れがちでしかも地味ながら必須アイテムなのが足袋カバーです。途中で雨に降られたり、雑踏の中を歩いたため現地へ着いたら足袋がドロドロ!なんていう「事件」が着物初心者の頃にはつきものです。最近は素晴らしい撥水性のカバーも多いので雨の日も安心です。足袋カバーには小ハゼタイプと靴下のようにすっぽり履くものとがあります。どちらかというと小ハゼがお勧めです。現地で帰りに再びカバーを着ける時、小ハゼの方が人前でも綺麗な装いのまま、問題なく着用することができるからです。どのタイプの足袋カバーにしろ、足袋を全て覆い尽くすタイプのものを選ぶのがポイントです。
・袴下帯:袴の時に着ける帯は、専用の袴下帯がない場合、浴衣の時に着ける半幅帯で良いと言われています。しかし、その場合の注意点は「薄い帯」を使うということです。袴は後ろ部分に帯でリボンを作りその上に袴を乗せるので分厚い帯の場合厚みが出来すぎてしまい見た目のバランスが悪く仕上がります。帯で袴を支えている状態なので、しっかりと締まる帯でないと袴を支えきれません。もし半幅を使用する場合は、薄くて締まる博多などが良いでしょう。袴からそっと見える帯ですので、趣向を凝らした色、柄だと、とてもオシャレに見えます。