コラム
2016年10月29日
袴の格付けについて
着物には種類によって「格」があることをご存知でしょうか。そして、既婚者か未婚者かによって、着物の袖の部分が変わります。昔から未婚者の女性は振袖を第一礼装としていました。そして結婚して既婚者となると、その振袖の袖を短くして留袖と呼ばれる第一礼装に変わります。
結婚式や披露宴などの祝いの席に第一礼装として格付けされた振袖、留袖を着てお祝いをすること流れは今も昔も変わりません。振袖、留袖とくると袴についてはどうなのか?と思う方もいらっしゃるでしょう。袴に関してはイメージとしては女学生が着るイメージを持たれる方もいらっしゃると思いますが、その通りです。ですが、現在では既婚者や未婚者に関わらずに女性の第一礼装に次ぐ格付けを持っており、卒業式で着用する事が一般的になりました。
先ほど、卒業式に袴を着る機会が一般的になってきたという話をさせて頂きましたが、その時に一番困るのが、袴に合う着物は一体どんなものがあるのか?ということです。昔は色無地等を合わせるのが一般的だったのですが、最近では華やかな振袖を合わせた装いが主流となっています。振袖と袴にも様々な色や柄の組み合わせがありますので、どれにしようかなとウキウキしながら悩む方も多いですよ。