コラム
2016年12月24日
卒業式袴の為に知っておきたい美しい所作とは?
袴は、お振袖と同じように、帯を高めに巻いています。脇のあたりや、胸元の着崩れを防ぐために、手はあまり大きく振ったり、高く上げたりしないようにしましょう。例えば、何かものを取ったり、タクシーを呼び止めたりする時にもひじをあまり高く上げないようにするのがポイントです。遠くに手を延ばしたり、高めに手を挙げるときは、反対手で袖口を軽くつまんでおさえるようにします。素肌をあまり見せないようにすることで、奥ゆかしく、和装らしい美しい所作のなります。
また、袴は、プリーツのあるロングスカートのようなものです。階段を上ったり下りたりするときに裾を踏まないように気を付けましょう。階段を上るときには前側の袴を軽く持ち上げるようにしながら足を進めると、裾を踏んで躓いたりすることがありません。階段を降りるときは、この逆をするようにするといいですね。
段差のないところを歩くときは、お振袖の時と同様に、歩幅を小さめにするときれいです。袴には、ブーツを合わせるかたとお草履を合わせる方がいらっしゃると思います。お草履を選ばれた方は、特にがにまたにならないように気を付けましょう。内またにしすぎることはありませんが、両足の親指と親指が同じ線の上を通るようなイメージで歩くと良いでしょう。お写真を撮るときにも、足のつま先は開かないように軽く合わせるような形にすると、立ち姿も凛として美しくなりますよ。
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