2016年12月26日

卒業式の袴姿をスタイリッシュで綺麗に魅せる座り方

袴には、両方の脇のところに、腰の位置から下の方に少し開いている部分があります。イスの前に立ったら、この開いている部分のところに手を入れて、袴の両脇をつまみ、横に広げながら軽く後ろに持ち上げるようにして座ります。でもし、袴を持ち上げないでそのまま座ってしまうと、何度も座ったり立ったりを繰り返すうちに袴が後ろに引っ張られて、着崩れの原因になってしまいます。

座るときは、背もたれに寄りかからず、背筋を伸ばすようにして、すっと腰を落とします。こうすると座る姿がとても優雅に見えます。できれば、浅めに腰かけるようにするとよいでしょう。深く腰を掛けすぎると、後の袴の裾の下から足がのぞいてしまいます。
座っているときは、足元は軽く前後に少しずらすようにします。両方のひざが離れないように意識すると、さらに美しくなります。

車に乘り込む際には、おしりから乗り込みます。そして、おしりを軸にクルンと回るようにすると、スムーズに乗り込むことができます。この車の乗り方は、袴のときだけではなく、お振袖やほかのお着物のときも同じ乗り方をするので、覚えておくととても役に立ちますよ。普段、お洋服を着ているときに、何回か練習してみるといいかもしれませんね。

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