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コラム

女性の袴の歴史を知ろう

2017年1月6日

女性の袴の歴史を知ろう

袴は、平安時代に上流階級の女性たちに着用されていました。しかし、鎌倉時代以降は宮中行事などの特別なイベント以外では袴を履くことがなくなります。その後、明治初期になって、女子が学べる女学校が設立されました。この女学校でも当初は着物で授業を受けていましたが、椅子と机での授業では着物の帯や裾が乱れてしまったり、今でいう体育の授業に不便だったりしたため、裾さばきを気にせずに動ける、活動的な服として袴が復活し、学校の制服や製糸場で働く女工の制服に採用されるようになりました。制服といっても、この頃は、女性用の袴は存在せず、男物の袴を着用していました。しかし、男物の袴は「女性が着るには荒々しい」と酷評されており、数年で、男物の袴を女性が着用することは禁止され、その後、女性用の袴が誕生しました。

明治30年頃、宮中の袴を参考にして、より動きやすくなるよう、プリーツを入れ、スカート状にした、女学生のための「海老茶袴」が考案されました。海老茶色は、紫がかった赤茶色で、宮中の女性が身に着ける色を基に決められました。この袴が人気となり、全国へ広がっていきました。

当時、女学生として学校に通えるのは、一部の裕福な家の子供だけでした。そのため、海老茶色の袴姿は、若い女性の憧れの的でした。そんな憧れの女子学生=袴という伝統を引き継いでいるのが、今の卒業式での袴姿なのかもしれません。

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