コラム
2017年1月13日
卒業式の着物の袖タイプとは
袴にあわせる着物にも袖のタイプがあるのはご存知ですか?その袖タイプは、二つあり、振袖タイプ(中振袖)と二尺袖(小振袖)タイプに分かれています。この二つの大きな違いは、袖丈が違うことです。振袖タイプは袖丈が106㎝で、通常の着物の振袖と同じ長さがあります。二尺袖タイプは、振袖タイプに比べると短めの76㎝です。長さが違うので、重さにも影響し、振袖タイプの方が当然重たくなります。
一般的に卒業式は、二尺袖タイプを着用されることが多く、振袖タイプは、成人式や結婚式の際に用いられることが多いです。しかし最近は、その袴デザインの自由度も高まり、卒業式といってもどちらを着用しても問題はありません。
振袖タイプの方は、着物感覚で着用することも出来るので、人気も高まってきています。また袖に描かれたデザインなどもよく見えるので、高級感があります。二尺袖タイプは、身軽に動けることが特徴です。卒業式では卒業証書を受け取る場面もありますし、袖丈が短く動きやすいので、定番で人気もあります。
この二つのタイプは、袖タイプが異なるだけで、そろえる小物なども同じものでいいので、好みに合わせて袖タイプを選び、袴を選択することができます。