コラム
2017年1月23日
卒業式の袴は帯にもこだわりたい
卒業式の時期になると、袴姿の女子を沢山みかけます。今や袴は卒業式の定番スタイルなのでしょう。着物を着る時は、帯も重要なアイテムですが、袴の場合はどうでしょうか?袴下帯って、少ししか見えませんよね…そう思っている方も多いでしょう。
でも実は少ししか見えないからこそ、お洒落なのです。着物と袴を結ぶ帯、こだわってみませんか?
着物の柄の中から一色選び、袴下帯をその色にすると、全体がスッキリとまとまります。重ね襟と同じトーンにしても良いでしょう。
着物と袴が濃い色同士であれば、帯は明るい色。黄色やオレンジ、ピンク系が似合います。
また、袴と同系色の色を帯にもってくれば、足長効果があります。
逆に、着物の地色と同じ色を帯に持ってくるのは避けて下さい。胴長に見えるだけでなく、老けた印象になります。着物の着付けもそうですが、若々しい着物姿のポイントは帯の位置が高いことです。帯が着物と同化してしまっては、若い人の着付けではありません。少なくとも色のトーンにはメリハリを付けて下さい。
袴姿はバランスが重要です。着物や袴を決めたなら、帯や履物も選び、同時に試着することをお薦めします。「後から考える…」では、意外と難しいものです。トータルコーディネートを心がけましょう。