コラム
2017年1月26日
卒業式に着ていく袴はどう選べばいいのか
女学校の制服と言われた「袴」ですが、今では卒業式の女子の定番スタイルとなりました。でも袴って何を基準にするのか、選び方が初めての方には難しいかも知れません。気になるポイントは…
まずは「着物の色」を決めて見ましょう。好きな色でも、似合う色でも良いです。すでに成人式等で決まった着物があれば、それでもOKです。次に、袴の色を決めます。着物と同系色なら統一感が出て、スッキリしますよね。例えば、全体を紫にまとめれば大人っぽくスタイリッシュに、ピンク系なら可愛らしく、ブルー系ならクール&理知的なイメージに。色の濃淡のバランスは、袴の方を着物よりも濃いめに持ってくると落ち着きます。
和装独特の色使いに「補色」があります。これは、色相環で正反対に位置する関係の色のことです。具体的には紫に黄色や、赤に緑などのことです。何といっても、お互いの色を引き立て合うので、インパクトがあります。個性派を目指すなら、この補色にチャレンジしても良いでしょう。
ただし、卒業式はパーティとは違います。学校主催の厳粛な式典です。華やかでも、学生らしさを忘れない…そんな装いを心がけて下さいね。