コラム
2017年3月3日
袴で歩く時って何に気をつければいいの?
“袴は筒状になっており、まるでロングスカートを身につけている感覚で歩くことも出来ます。そのため着物よりもより簡単に着こなすことが出来るのではないでしょうか。しかし、普段のスカートとは別物。人生の節目の日に着る衣装なので、みんなに見られているということを意識して着用することになりますね。そのため、袴で歩くときには、きれいに、そして気品のある歩き方を目指したいですね。
袴姿で歩くときに注意したいことは、背筋を伸ばすことです。上下合わせて初めて、きれいな袴のラインを作り出すことが出来るのですが、背中が曲がった状態だと上半身の柄もきれいに見えませんし、だらしなく見えることもあります。そのため歩くときには、少し胸を張って背筋を伸ばして歩くことが大切です。
また足の運び方ですが、草履を着用している場合は、ややつま先を内股にして、いつもの靴の時よりも歩幅は小さく歩くことを心がけましょう。袴を着用していると、着物を着用する時ほど、裾が縛られていないので、歩きやすいといえます。特に袴はブーツを着用することもありますが、その場合、違和感なく大股で歩いてしまう可能性も。常に袴姿であることを意識して、ブーツの場合でも歩幅は小さめに歩くようにするといいでしょう。”