コラム
2017年3月4日
袴下帯の色遣いでワンランク上の装いに
“袴下帯は、体のウエストラインのやや上に来る部分に着用するものです。本来は、振袖の上から巻き、ゆるみを防いで着くずれを予防する役割を持ちます。その上に袴を着用するため、袴下帯が見えるのはわずか数センチ程度。そのラインでも、色によって袴のアクセントとなり、その印象が大きく変わるので、しっかり選ぶ必要があります。
色の選び方は、メリハリを重視するか、またはまとまりを求めるかによって異なります。袴姿でもかわいらしさを求める場合は、同系色を選択すると、少しまとまりのある統一感のあるコーディネートを作ることができます。その場合は振袖の中に使用されている色を使用する、伊達えりと統一した色を使用する、ヘアアレンジで使用した髪飾りと色を統一するといった方法をとります。もしも袴で凛々しさやインパクトを与える演出したいという場合には、アクセントカラー、指し色的に色を選ぶといいでしょう。
袴下帯にルールはありません。単色のものを一本だけ使用してもいいですが、反対色を二本用意して、それをずらして使用するというワンランク上の方法もありです。また柄物もたくさんあるので、上手に使用することにより個性的に袴を着こなすことができます。”