コラム
2017年3月8日
袴にはどんな素材が使われてるの?
“袴の素材には、ポリエステル、ウール、正絹などがあります。素材によって、レンタル価格や購入価格が大きく変わります。また袴を選ぶ際には、着る時期、着心地、着くずれ、管理方法、価格などを総合して選択する必要があるでしょう。素材によって、それが大きく異なるからです。
ポリエステルの袴の特徴は、生地が強い、汚れても洗濯が出来るという点です。また一番流通が多いものなので、レンタルされる袴もこのポリエステル製品のものが多いのが特徴です。また流通量が多いのに比例して、価格も比較的安価です。ウールやカシミアの袴の特徴は、温かいのが特徴です。袴を着用する時期が多い3月はまだまだ寒い時期。そのためウールやカシミアは向いています。またウールは洗濯も出来るという点でメリットは大きいです。ただ着用した時に、少しチクチクすると感じる人もいるため、試着をして選ぶとか違いないでしょう。
もう一つあるのが正絹です。これは着物の部類でも一番高価な素材ではないでしょうか。基本的に料金は高く、しわになりやすいです。また汚れた時の洗濯も専門業者に依頼するので、割高になるでしょう。しかしその高級感は、一目瞭然。絹独特のつや、肌触りは、ほかの袴とは比べ物になりません。また吸湿性と放湿性にも優れているので、熱がこもりません。その後の保管方法も気を付ける必要がありますが、長く愛用していきたいという場合は、絹の袴はおすすめです。”