コラム
2017年3月15日
袴の時に心に留めたいマナー
“卒業式の日に袴を着たいと考える人は多いでしょう。しかし、普段から袴を着慣れている人は少ないはずです。そこで、袴を着た時に注意するべきマナーを事前に知っておくと、当日も慌てることなく楽しむことができます。
まず、卒業式会場で友達と会ったときに手を上げる場面があるかと思います。洋服を着ているときには何も気にせず腕を上げても大丈夫ですが、袴でそれをすると袖口から二の腕が見えてしまいます。手を上げるときには、袖口をもう片方の手で抑えてから上げるようにしましょう。階段を上がるときにも注意が必要です。袴は裾が長いので、階段を普通に上がろうとすると裾を踏んでしまう危険があります。そうならないために、少しだけ袴の前側部分を持ち上げるようにするとスムーズに階段を上がることができます。そして、袴を着た時にトイレはどうすればいいのか心配になりますね。実は袴は脚の部分がズボンのように分かれているわけではなく、スカートのような形をしています。ですから袴は脱がなくても用は足せるのです。ただ、袖が床につくといけませんから、両方の袖を袴の腰の部分に挟んでおきましょう。
こうして袴の時のマナーを知っておくと、一つ一つの動作に不安を感じることなく気持ちに余裕を持って過ごせますね。せっかくの晴れの日ですから、袴を素敵に着こなして良い思い出をたくさん作りましょう。”