コラム
2017年4月9日
鼻緒の擦れ対策
袴着用時に、草履を履くことを選択した場合、イベントの最後まで草履を履ききることが出来るか?ということが一つの問題となります。実は草履というのは、普段は全く着用する機会がないため、実際に着用した時に、履きなれず痛みばかりを感じることもあるのです。
その痛みの原因は、歩くたびに鼻緒が擦れること。痛みがあると歩き方にも影響を与えるので、何らかの方法で対策を取る必要があります。
その擦れることを予防するためには以下のことが大切です。まず鼻緒の柔らかい履物を選ぶこと。そして着物を着用する当日までに数回履いてみること。また当日は足袋を着用するので、その下にあらかじめガードをしておくことがポイントです。
例えば、擦れやすい所は、親指と人差し指の間、そして鼻緒のあたる足の甲の部分です。もしも履物を試し履きして歩いてみると、擦れる場所が赤くなるので、どこに注意をしないといけないかがわかるはずです。その部分に、あらかじめカットバンやジェルクッションなどを貼っておくと痛みの予防が出来ます。
またはじめは痛くなくても足はだんだんむくんでいきますので、徐々にきつくなり痛みが出る場合も…。そのため、鼻緒の部分を少し広げるなどして柔らかくしておく、そして始めからきつい鼻緒のものを選択するのではなく、少し余裕のあるものを選んで鼻緒擦れを予防することが大切です。