コラム
2017年7月21日
卒業式の袴と着物のいまどきコーディネート術
女学生の制服というイメージが強かった袴。合わせる着物も、以前は小振袖(二尺袖)がほとんどでした。ところが最近は、袴と言えば「卒業式」と変わってきたのです。
もちろん合わせる着物も小振袖だけでなく、成人式でも着るような中振袖が増えてきました。小振袖は、学生らしく清楚な雰囲気ですが、中振袖は豪華で存在感があることから、近年卒業式では中振袖の人気が高くなっているようです。
また、振袖の柄も、左側の肩や胸中心の柄置きよりも、左右どちらにも柄のある総柄模様が増えてきました。今までの左側中心の模様ですと、右側を見た時に少し寂しい印象になりましたが、総柄ならそんな心配はありません。どちら側でもしっかり模様があるので、記念写真を撮る時でも安心なのです。
そして着物が華やかになってきた為、袴は比較的落ち着いた色をコーディネイトする方が多いと言えるでしょう。濃紺や深緑はもちろん、えんじ色や紫、渋い黄色などが、今どきの袴カラーと言えます。
ただし、髪飾りは明るく上品な色使いが好まれているようです。様々なヘアスタイルに色鮮やかな髪飾りが卒業式をよりいっそう華やかにしてくれます。髪飾りは袴姿の必需品と言って良いかも知れません。
華やかな着物と落ち着いた袴に似合う素敵な髪飾りを探してみて下さい。