2017年7月27日

卒業式で好まれる袴のカラーとは？

卒業式で定番の袴は、色選びが大きなポイントになります。袴は合わせる振袖が華やかな分、単色で落ち着いた雰囲気のものが多いでしょう。でも、色にも個性があって、袴姿に大きな影響を与えますから、袴色選びは重要なのです。

■濃紺袴
青系の特徴は、知的で誠実なイメージ。日本人の多くが好む色とも言われています。その中でも落ち着いた濃紺（ネイビーブルー）は、学生の卒業式にもピッタリの色で、多くの方に指示されていると言えるでしょう。合わせる振袖は白や薄ピンクといった柔らかい清楚な色がピッタリです。

■深緑袴
中性的な緑は、森林自然を表し、心の安らぎを与える色と言われています。見ているだけでもリラックス効果のある色ですが、合わせる色が同系色の場合は、落ち着きすぎることになってしまうかも知れません。
和装でおすすめなのは、補色関係にある赤色。色の相乗効果で、お互いを引き立ててくれるのです。

■紫袴
紫は赤紫～青紫と幅広い色域があり、紫と一言で表しても、雰囲気は随分と違うものです。赤紫は感性が豊かで魅惑的ですが、青紫は優雅で高貴なイメージとなります。振袖は同系色の紫はもちろん、ピンクや水色などもOK。スッキリとまとまります。

振袖とのバランスを考えると、袴は濃い色が良いようです。振袖との雰囲気も合わせて袴を選べば失敗は少ないでしょう。まずは、振袖を決めて、それからイメージに合う振袖の色を見つけてみましょう。