コラム
2016年8月25日
袴の選び方について
大学の卒業式などで着用することが多い袴ですが、普段着慣れていないだけに、どういったものがいいか迷ってしまうことが多いでしょう。現在の袴スタイルは、女性の場合、袖丈が長い振袖に袴を合わせるスタイルと、袖丈が短い小振袖に合わせるスタイルの2通りが定番となっています。
その為、袴を選ぶ時には、振袖や小振袖の柄や色に合わせることがポイントです。無難な選び方は、同系色で選ぶ方法です。着物が薄紫であれば袴を紫にしたり、赤であればエンジ色を選ぶなど、同系色ならほぼ間違いはありません。同系色にすることで、すっきりとまとまりのある雰囲気に仕上がります。また、着物の柄と同じ袴の色をチョイスするといった方法もあります。この他にも、対象となる色を選ぶのもオシャレです。赤と緑、黄色と紺色といった色合わせをすることで、インパクトとメリハリのある組み合わせとなります。
また、袴には、生地の色が単色のこともあれば、グラデーションを効かせたデザインのものもあります。腰の辺りから徐々に色が濃くなるものを選べば、着物と袴の色合いがより馴染みやすくなります。花などの柄が入った袴もあり、ちょっとしたアクセントとなります。 薄い色合い同士を組み合わせれば、シックな落ち着いた印象になりますし、明るめの色合い同士を合わせれば、インパクトのある組み合わせになります。色々と試着して、自分の好みやイメージに近い組み合わせを見つけることが大切です。